認知症に関する取り組み

住み慣れた地域で、自分らしく暮らし続けるためには、認知症を正しく理解し対応の仕方を知る人を増やすことが重要です。社協でも市と協力しながら以下のような支援に取り組んでいます。

認知症サポーター養成講座

小諸市では、月に1回ぐらいの頻度で認知症サポーター養成講座を開催しています。
約1時間の講座で、認知症について理解を深めてもらうために、キャラバン・メイトにより認知症の症状や支援、対応の方法、対応する際の心配り・心構え、サポーターとしてできることなどを伝えています。また、認知症の方とのやりとりを実際の場面を想定し、寸劇などを交えてわかりやすくお伝えしています。

わかりやすく言うと、認知症サポーターとは、何か特別なことをする人ではなく、認知症について正しく理解し、認知症の方やその家族を見守ったり支えたりする「応援者」のことです。

キャラバン・メイト

キャラバン・メイトとは、「認知症サポーター養成講座」を企画したり開催して講座の講師を務める方々のことです。住民から相談を受けたり関係機関との連携を図ったりすることを通して、地域のリーダーとなる役割が期待されています。小諸市内の介護保険事業者や医療機関などの方々がキャラバン・メイトとして活躍しています。キャラバン・メイトになるには、自治体または企業・職域団体が実施するキャラバン・メイト養成研修を受講する必要があります。

高齢者見守り事業

小諸市内にある約600もの事業所が登録しており、困っている高齢者を見かけた時の声かけや見守り、行方不明になっている高齢者の捜索依頼などがあった際には、業務の中で可能な範囲で捜索に協力しています。

高齢者見守り反射ステッカー

認知症などで見守りが必要な高齢者のくつのかかとに、「見守り反射ステッカー(赤色・黄色)」を貼ることで、地域住民の方に見守りや声かけを行っていただいています。このステッカーが目印です。

行方不明情報メール配信

行方不明者が発生した場合、あらかじめ登録した利用者に LINE やメールなどによる情報提供を行っており、高齢者の見守りに役立っています。ぜひご登録いただき、ご活用ください。

※他に、市が取り組んでいるものに、認知症について理解を深めていただく機会として認知症市民公開講座や介護者家族支援、認知症について理解を深め、認知症を含めた介護予防を進めていくために脳いきいき教室などがあります。